【棒針編み】海外パターンに挑戦!英文パターンの読み方解説

【棒針編み】英文パターンの読み方

編み物沼にはまってしまった皆さん、Ravelry(ラベリー)やSNSで見かける海外の素敵な作品も気になってきていませんか?
また最近では、Sophie Hood(ソフィーフード)が話題になり、英文パターンに興味を持った方もいるかと思います。

「英文パターンって難しそう…」「英語は苦手だから…」
そう思って、挑戦できずにいる方も多いのではないでしょうか。

私も、はじめての英文パターンに挑戦する前は、編み図がないことに困惑しました。
しかし、基本のルールと頻出する略語を覚えてしまえば、とてもロジカルで分かりやすいんです。

この記事では、これから海外パターンに挑戦してみたい方に向けて、
棒針編みの英文パターンの基本的な読み方を分かりやすく解説します!

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英文パターンに挑戦してみよう!

かぎ針編みの英文パターンについては、こちらの記事を参考にしてください。

目次

海外の棒針編みパターン | まず全体を把握しよう

英文パターンに初めて触れると、「とにかく英語が並んでいて難しそう」と感じてしまいます。
ですが、棒針編みの英文パターンは決まった構成で書かれていることがほとんど。

まずは、全体に何が書かれているか確認するところから始めてみましょう。

最初に見るべきポイント3つ

まず最初に、パターンのはじめに書かれている情報をチェックしましょう。
編み方の説明に入る前に、以下の項目で必要な道具やどんな編み方を使用するかを確認できます。

使用する毛糸・針(Materials, Yarn, Needles)

まず確認すべきなのは、使用糸や針のサイズです。

  • どのくらいの太さの糸か
  • 使用する針の号数
  • 追加で必要な道具(マーカー・別糸など)

ゲージ(Gauge)

必要な道具を確認したら、次にチェックするのがゲージです。

  • 指定ゲージ(◯目×◯段)
  • どの編み方で測るのか(ガーター編み、メリヤス編みなど)

セーターなど、特にサイズ感が大切になってくる作品では、
編み始める前にゲージをとって確認することが大事になります。

ゲージが合わない場合は、使用する針の号数を変えて調整してみてください。

略語一覧(Abbreviations)

英文パターンでは、繰り返し使用する編み方を略語で表記しています。
編み始める前にどんな編み方が使われているか確認しておくと安心できます。

例えば、以下のような略語が使用されます。

  • k (表編み)/ p(裏編み) / k2tog(左上2目一度) / kfb(2目の編み出し増し目)
  • RS(表側)/ WS(裏側)
  • sts(目)

よく使う英文略語【棒針編み】で略語の一覧を紹介します。

日本の編み図との違い

日本の編み図と海外の英文パターンでは、考え方・読み方に大きな違いがあります。

項目日本の編み図海外の英文パターン
表現方法編み図(記号・図)中心文章(テキスト)中心
編み進め方図をなぞるように編む指示を読んで順番に編む
向いている人視覚的に全体を理解したい人編む過程を楽しめる人

日本の編み図は、すべて「表から見た状態」で書かれています。
そのため、平編みをしていて裏側から編む段では、

  • 編み図では「表編み」でも、実際には「裏編み」に置き換える
  • 「表編み5目・裏編み6目」などを、編み図を見ながら自分で数えて編む

といったように、常に頭のなかで変換しながら編む必要があります

一方、海外の英文パターンでは、段ごと・セクションごとに文章で編み方が書かれています
「この段はこう編む」「この数段を◯回繰り返す」といった形で書かれているため、
順番に文章に従って直感的に編むことができます。

英文パターンは、
文章に沿って編み進めていくと、気づけば形ができあがっているという楽しさが特徴です!

よく使う英文略語【棒針編み】

まずは、頻出する略語を理解しておくのがおすすめです!
最初からすべて暗記する必要はなく、出てくる度に調べながら編んでいくことで徐々に覚えていくと思います。

ここでは、よく出てくる略語の一部を紹介します。

基本動作(編み目記号)の略語

略語意味日本語
kknit表編み
ppurl裏編み
k2togknit 2 together左上2目一度
sskslip, slip, knit右上2目一度
yoyarn overかけ目
slslipすべり目
tblthrough back loopねじり目

目数・作業に関する略語

略語意味日本語
st / stsstitch(es)目 / 目数
COcast on作り目
BObind off伏せ止め
reprepeat繰り返し
incincrease増やし目
decdecrease減らし目

段・編み地を表す略語

略語意味日本語
RSright side表側
WSwrong side裏側
rnd / roundround輪・周(輪編み)
rowrow段(往復編み)

マーカーに関する略語

略語意味日本語
PMplace markerマーカーを付ける
SMslip markerマーカーを移す
RMremove markerマーカーを取り除く

英文パターン 文章の読み方【棒針編み】

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上記で紹介した略語を使用して、実際の英文パターンがどのように書かれているかサンプルで紹介するよ!

CO 120 sts.

Row 1 (RS) :
*K2, K2tog*, repeat to end of row.

Row 2 (WS) :
P all sts.

Repeat Rows 1-2 until 100cm.

①CO(作り目)の読み方

CO 120 sts.

「120目作り目をする」という指示です。

②Row 1 (1段目)の読み方

Row 1 (RS) : *K2, K2tog*, repeat to end of row.

→ Row 1 (RS) は「1段目、表側から編む段」です。
  *K2, K2tog*, repeat to end of row. について、
  「アスタリスク(*)の中身を段の終わりまで繰り返す」という指示です。

  つまり、「表目2目 → 2目一度」を1セットとして段の終わりまで繰り返します。

③Row 2(2段目)の読み方

Row 2 (WS) : P all sts.

→Row 2 (WS) は「2段目、裏側から編む段」です。
 すべて裏編みというシンプルな指示になっています。

④繰り返し指示の読み方

Repeat Rows 1-2 until 100cm.

「Row 1 と Row 2 をセットとして、100cmになるまで繰り返す」という指示です。
 細かい段数の指定がなく、完成サイズで指定があるのも日本語の編み図にはない特徴です。

日本語の編み図と比べて、シンプルで直感的に編めるのが伝わったかと思います。
まずは簡単な作品からはじめて、英文パターンに慣れていくのがおすすめです!
パターンを読み進めながら、作品が完成していく楽しさをぜひ味わってほしいです。

初心者の方におすすめのパターン3選

書籍|編みもの「英文パターン」ハンドブック(西村知子)

「Ravelry(ラベリー)などで英文パターンを購入して、読むのはちょっと難しそう…」
「書籍で英文パターンの編み方を辞書的に使いたい!」
という方にはこの書籍がおすすめです。

はじめて英文パターンに挑戦する方には、まずこちらの本をおすすめしたいです。

英文パターンで使う略語の用語集よくある質問基礎の情報などが体系的にまとまっています。
一冊手元にあると安心な書籍です。

ショールや帽子など小物の編み方も数点掲載されています。

無料パターン|Knittingbird 「瞑想ショール」

Knittingbirdさんの瞑想ショールは、表編みとかけ目だけでできるシンプルなショールのパターンです。
マーカーやカウンターを使用することなくひたすら編めるのが特徴です。

公式オンラインショップとRavelry(ラベリー)からパターンを無料でダウンロードできます。
Youtubeにも動画があるので安心です。

実践編|White Mountains(広瀬みどり)

セーターに挑戦したい方には、広瀬みどりさんのWhite Mountaisがおすすめです。
パターンはRavelry(ラベリー)より購入でき、英語と日本語でダウンロード可能です。
日本語版もあるのは安心ですね!

トップダウンで編めるとじはぎのないセーターになっており、ひとつのパターンで4種類ものネックラインが紹介されています。
また、子供用からメンズ用までサイズ展開が豊富なのも英文パターンの特徴です。

シンプルで老若男女で着られるセーターとして、英文パターンでセーターに挑戦したい方におすすめです!

まとめ|英文パターンで、編み物の世界がぐっと広がる

英文パターンは、最初こそ英語で書かれていることで壁を感じてしまうかもしれません。
しかし、実際には決まった略語とルールで書かれており、「意外と日本の編み図より編みやすいかも」となる方が多いです。

文章を順に読んで編んでいくと、自然と形ができあがる英文パターンの楽しさをぜひ味わってください。
最初はシンプルな作品からで大丈夫です。

現在、Ravelry(ラベリー)では無料の棒針編みのパターンが78,000点以上公開されています。
一生かけても編み切れないパターンの海が広がっています!

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