【初心者必見】棒針編みに必要なものまとめ|これだけで始められる!

棒針編みの始め方アイキャッチ画像

「棒針編みを始めてみたいけど、必要な道具が多そうで難しそう…」
そんな初心者さんのために、この記事では 最初にそろえるべき基本の道具と選び方 をまとめました。

100円ショップや手芸用品店で手軽に揃えられるものばかりなので、今日から始められます!

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棒針編みにチャレンジしてみたいな…!まずは必要なものをそろえよう

ちなみに、かぎ針編みを始めたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

目次

最低限そろえたい4つの道具

棒針編みを始めるときに、まず必要なのはこの4つです。

棒針編み必要なもの4つ

100円ショップでも揃えることができますが、毛糸と針は手芸用品店などでメーカー品のものを購入するのがおすすめです。
毛糸の選び方や、棒針の種類について詳しく説明していきます。

毛糸の選び方

毛糸は、かぎ針編みと同じく「明るい色・合太〜並太・アクリルやウール混」がおすすめです。

棒針編みは柔らかく伸縮性のある編地になるのが特徴です。
そのため、この特徴を生かしてマフラーやセーターなど冬に身につけるものを作るのが適しています。

いざ作品を完成させても触り心地などが良くないと、結局使わなくなってしまう…
なんてことがないように、ウール100%やウール混の毛糸を選ぶときれいに仕上がります。
実際に店頭で毛糸に触れてみて、好みのものを見つけてみて欲しいです。

毛糸ラベル

毛糸ラベルには、「使用棒針の号数」の目安も記載されているので、
最初は6号~8号程度のものが、太すぎず細すぎず編みやすいと思います。

詳しくは、かぎ針編みの毛糸の選び方でも紹介しています。

初心者の方には、比較的簡単に編めるマフラーやスヌードをおすすめしたいのですが、
これらを作る場合におすすめの毛糸をいくつか紹介します。
100円ショップの毛糸と比較すると値段は高いですが、仕上がりが大きく変わるので是非一度手に取ってみて欲しいです。

おすすめ① ハマナカ 「Amerry (アメリー)」
素材:ウール70%、アクリル30%
使用針目安:棒針6-7号、かぎ針5/0-6/0号

メリノウールとアクリルがブレンドされており、柔らかい風合いで編み心地も触り心地も最高です。
52色もカラーバリエーションがあり、好きな色が見つかりやすいのもポイントです。
編み物本で使用されていることも多く、定番糸だと思います。


おすすめ② ハマナカ 「Sonomono (ソノモノ) アルパカウール並太」
素材:ウール60%、アルパカ40%
使用針目安:棒針6〜8号、かぎ針6/0号

染料を使用せず、原糸のもつ本来の色をブレンドして作られているのが特徴の毛糸です。
アルパカが40%配合されており、ふっくら暖かい作品に仕上がります。
編みやすく、毛糸の風合いを感じられておすすめです。


おすすめ③ Puppy パピー 「QUEEN ANNY (クイーンアニー)」
素材:ウール100%
使用針目安:棒針6-7号、かぎ針6/0-8/0号

55色もの豊富な色展開が魅力。
艶のある質感やぱきっとした発色の良さが個人的なおすすめポイントです。
ウール100%ですがチクチクせず、編みやすさもばっちりです。

棒針の選び方

棒針編みでは、「玉つき2本針」「4本針・5本針」「輪針」など、針の種類がいくつかあります。
また針の素材も、「竹製」「木製」「金属製」などがあります。
それぞれ特徴があり、編める作品や使い心地が異なっています。

棒針の種類と特徴

まずは代表的な3種類と、初心者の方におすすめの針を紹介します。

スクロールできます
種類特徴編めるもの
玉つき2本針
玉つき2本針
長い針の片方に留め玉が付いており、
針から編地が抜けないようになっています。
マフラー
セーターの身頃パーツ
など
平らな一枚もの
4本針
4本針・5本針
両端の尖った4本または5本セットの棒針。
3本または4本で輪を作り、残りの1本で編んでいきます。

縫製なしで筒状に編め、輪のサイズも自由にできる。
靴下、ニット帽、スヌード
セーターの袖口
など
筒状のもの
輪針
輪針
2本の針がコードでつながっている。
コードの長さによって編める輪のサイズが変わる。
コンパクトで持ち運びもしやすい。

平編みも輪編みも可能で、様々な作品が作れる。
マフラー、セーター、帽子
など
幅広く対応可能

初心者の方は、目が抜けにくい「玉つき2本針」から始める人も多いですが、
持ち運びがしにくい点や、輪にして編むことができないなどデメリットもあるため、

1本で何でもできる「輪針」を最初から使用するのもおすすめです。

素材について

素材は代表的なもので、「竹製」「木製」「金属製」があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。

  • 竹製 : 軽くて程よい滑りの良さ、初心者に人気がある
  • 木製 : 耐久性がある、手になじみやすく温もりがある
  • 金属製: 耐久性がある、滑りがよく早く編める

金属製の針は、滑りがよいため早く編める一方で、編み目が落ちやすいデメリットもあるため、
初心者の方は、まずは竹製か木製の針から使用してみるのがおすすめです。

どれを買えばいい?

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結局、最初にひとつ買うならどの針がいいの?

様々な種類の針がありますが、最初の1本におすすめなのは 輪針(80cm) です。
号数は、作りたい作品にあわせて6-8号程度のものが良いかと思います。

輪針は、基本的には編みたい輪の円周 ≧ 輪針の長さ(左右の針+コード部分を含めた全長)である必要があります。
たとえば、帽子なら40cm、セーターなら60〜80cm程度の輪針が使いやすいです。

しかし「マジックループ」と呼ばれる技法を使うことで、小さな輪を編むことが可能になります。
長い輪針(80〜100cm)を使い、コードを途中で引き出してループを作ることで、
小さな筒状のもの(靴下・袖口など)を編むことができるようになります。

つまり、輪針(80cm)を使用すればマフラーなどの平編みも靴下のような筒状のものも幅広く編めるということです。
まずは扱いやすい竹製や木製で輪針(80cm)を購入するのが汎用性が高くおすすめです。
ただし、「マジックループ」は少しコツがいるので、
スヌードや帽子が編みたい場合は対応する長さの輪針を購入するのも良いかと思います。

こちらのクロバーの匠シリーズは、竹製の針で、コードも柔らかくしなやかでとても使やすいです。

とじ針

糸始末をするのに必要になります。
私自身、100円ショップのものをずっと使用していて、十分問題なく使えています。

はさみ

糸を切るだけなので、小さめの手芸用のはさみで問題ないです。

あると便利なもの

棒針編みを始めるときに、まずは基本の道具で十分ですが、
少し慣れてきたら “編みやすくするアイテム” を取り入れてみるのもおすすめです。

ぱっと思いつくもので4つ紹介します。

段数マーカー(編み目マーカー)

段の区切りや模様の始まり・終わりに付けたり、輪編みの1周の始まりに印をつけるためなど、
様々な用途で使用できるマーカーです。

何度も段を数えたりするのは大変なので、段数マーカーがあれば楽に間違いが少なく編めるようになります。

段数カウンター

編んだ段数を数えるための小さなカウンターです。
紙に正の字を書いたり、スマホアプリを使用したり様々な方法がありますが、
カチカチとカウンターで数えるのがなんとなく好みだったりします。

クロバーのものは、レトロな見た目でかわいいです。
100円ショップでもカウンターとして販売されています。

編み物ゲージスケール(定規・メジャー)

ゲージ(10cmあたりの目数・段数)を測るための定規です。
一般的な定規やメジャーでも代用できますが、
専用のものは針の号数を確認できる穴が付いていたと、なにかと便利です。

特にセーターなどの衣類は、サイズが重要になります。
編み物本通りの毛糸と針を使用しても、編み方のくせによって完成サイズが違ってしまったり、
指定糸以外のもので編みたいときなど、ゲージを合わせることで思い通りに編めるようになります。

縄編み用針(ケーブル針)

縄編み(ケーブル編み)をするときに、一時的に目を休めるたの針です。
中央が凹んでいる形やU字型のものなどがあります。

最初のうちは出番がないかもしれないですが、
アラン模様など模様編みにチャレンジしたくなったときに必須になる道具です。
1つ持っておくと作品の幅がぐっと広がります。

まとめ

棒針編みを始めるのに、最低限必要な道具は「毛糸」「棒針 or 輪針」「とじ針」「はさみ」だけです。
すべて100円ショップで揃えることもできるので、手軽に今日から始められます。

しかし、毛糸や針については手芸用品店などで専用のものを購入するのがおすすめです。
作品の仕上がりや編み心地が大きく変わってくるので、編み物自体を嫌いにならないためにも、
ちょっと奮発して良いものを選んでみるのはいかがでしょうか。

様々な種類があり選ぶのが難しい針ですが、最初の1本に選ぶなら竹製か木製の輪針(80cm)がおすすめです。
平編みも輪編みもでき、マフラー・セーター・帽子など色々な作品が作れる万能なアイテム。

ぜひお気に入りの毛糸と針を見つけて、あなただけの作品づくりを楽しんでみてください!

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