【検証】ダイソーのかぎ針は本当に使える?エティモ・アミュレと編み比べてみた

ダイソーのかぎ針は使える?アイキャッチ画像

かぎ針を選ぶときに、
「100均のかぎ針でも大丈夫かな?」と迷ったことはありませんか?

私も編み物を始めたばかりの頃、最初に手に取ったのはダイソーのかぎ針でした。
手軽にそろえられる価格とサイズ展開が魅力で、当時は特に不便を感じることもなく使っていました。

以前の記事では、私が実際に使っている4種類のかぎ針を比較しています。

今回はその中から「ダイソーのかぎ針」にフォーカスして、
実際に8号と4号で編んだ編地の違いや、針先・グリップの特徴を詳しくまとめてみました。

目次

ダイソーのかぎ針をおさらい

基本情報

ダイソーかぎ針8号
名称ダイソー かぎ針
価格帯各サイズ 110円(税込)
サイズ展開2/0号、4/0号、5/0号、6/0号、7/0号、7.5/0号、8/0号、10/0号
グリップ素材エラストマー樹脂
針の素材アルミニウム(光沢あり)
販売形態単品販売のみ
おすすめポイント・コスパが抜群
・最初の1本に最適
販売サイトダイソーネットストア:https://jp.daisonet.com/collections/handmade0240

8/0号での比較(ダイソー・エティモレッド)

今回は、同じ8/0号サイズのダイソーのかぎ針チューリップ・エティモレッドを比較してみました。

針の比較

まず感じたのは、重さの違いです。

ダイソー 8/0号12.5g
エティモレッド 8/0号10.5g

わずか2gほどの差ですが、長時間編んでいると手の疲れやすさに違いが出てきます

エティモレッドとダイソー8/0号かぎ針の針先

針先を比べてみると、写真では分かりづらいものの、ダイソーの方が針先が丸めになっています。

さらに、表面の仕上げにも違いがあります。
エティモレッドはマット加工なのに対し、ダイソーは光沢がありツルツルしています。

編地の比較

どちらのかぎ針でも、ダイソーの「メランジトリコ(アクリル100%)」を使用し、
細編み・中長編み・長編みを編んで比較してみました。

ダイソーとエティモレッド8/0号の編地の比較

編んでいるときの印象としては、
ダイソーのかぎ針は糸を引き抜くたびに引っかかる点が気になりました。
針先が丸めなためか、糸割れが起こることもありました。

一方で、エティモレッドは滑りが良く、するすると編めました。

このような違いからか、仕上がりのサイズはエティモレッドがダイソーよりひとまわり大きくなりました。

4/0号での比較(ダイソー・アミュレ)

今回は、同じ4/0号サイズのダイソーのかぎ針クロバー・アミュレを比較してみました。

針の比較

8/0号のときと同様に、まずは重さを比較してみました。

ダイソー 4/0号8.0g
アミュレ 4/0号7.0g

やはり、4/0号でもダイソーの方がやや重めです。

ダイソーとアミュレ4/0号かぎ針の針先

針先の大きさについては、ふたつに大きな差はないように思えました。

表面の仕上げは、アミュレはマット加工なのに対し、ダイソーは光沢がありツルツルしています。

編地の比較

どちらのかぎ針でも、毛糸ピエロ「コットンニィートS(コットン100%)」を使用し、
細編みで4段の円を編んでみました。

ダイソーとアミュレ4/0号での編地の比較

仕上がりに大きな差はありませんでしたが、
アミュレの方が若干サイズが大きく、柔らかく仕上がった印象です。

編んでいるときの感触には、明確な違いがありました。
ダイソーのかぎ針は、糸を引き抜くたびに引っかかりを感じ、そのたびに少し力を入れる必要がありました。
(使用したコットン糸は滑りが悪めの素材なので、余計にそう感じたのかもしれません。)

また、ダイソーのかぎ針はやや角ばった三角形に近いグリップで、持っていると角が当たる感覚があります。
特に4/0号のような細い針では、長時間編んでいると指が痛くなりやすいと感じました。

アミュレのかぎ針は、グリップは丸みのある三角形で指に馴染みます。
金属部分もダイソーのものと比較して軽いためか、スイスイ編める感覚がありました。

比較した感想

実際にダイソー・エティモレッド・アミュレのかぎ針を使い比べてみて、
改めて感じたのは、「100均のかぎ針でも十分に編める」ということです。

私自身も初心者のころ、最初に使っていたのがダイソーのかぎ針でした。
当時は特に不便も感じず、作品も問題なく完成していました。
今回あらためて編んでみても、編み目はきれいに揃い、しっかりと編める印象でした。

ただ、他メーカーのかぎ針と並べて使ってみると、
やはり小さな違いが積み重なることで、快適さに差が出ると感じました。

  • やや重く、長時間編むと指や手に疲れを感じやすい
  • 針先が丸めで、糸割れや引っかかりが起こりやすい
  • 光沢が強く、照明の下では目が疲れやすい

編み物は同じ動作を何度も繰り返すため、これらの小さな差がストレスや疲れにつながります。

今回の比較を通して、改めてメーカー品のかぎ針の凄さを実感しました。
100均に比べると価格は高くなりますが、
道具は長く使えるものなので、予算に余裕があれば一度試してみてほしいと感じます。

まずは単品で購入してみて、気に入ったものがあればセットでの購入もおすすめです。

まとめ|まずはダイソーから、そしてお気に入りの1本へ

今回は、「100均のかぎ針って問題なく使える?」をテーマに比較検証を行いました。

結論、ダイソーのかぎ針でも十分に編めるクオリティであることを実感しました。
手軽に購入でき、初心者さんが最初の1本として選ぶにはとても良い選択だと思います。

一方で、メーカー品のかぎ針(エティモレッドやアミュレなど)を使うと、
軽さ・滑りの良さ・疲れにくさといった細かな違いが快適さにつながることも実感しました。

編み物は、同じ動作を何度も繰り返すからこそ、
手になじむ道具を使うことで作る時間そのものがより心地よくなります。

まずは身近な100均のかぎ針から始めて、
「もっと編みやすいものを使ってみたい」と感じたタイミングで、お気に入りの1本を探してみてください

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